美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2017年11月04日

オープンルームありがとうございました!
麗らかな秋晴れのスタートでしたが、なんだか黒い雲が出てきて、雨も降り出し…強い風が心配で表の看板を早々に仕舞うことに。
今日は、大荒れの天気になる前にその看板を見て、ご近所に住んでいらっしゃるというグラッフィックデザイナーの方々がいらして下さり、ソビエト時代の絵本を中心にご覧になった。本当に看板は大事だ。
いつも思うのだが、いらっしゃる方によって見たいもの、求めるものが違う。本当に人それぞれだ。そのそれぞれによい対応ができると嬉しいのだが。
画像はソビエト時代の絵本の中からその名も「秋のお話」(МАЛЫШ)という一冊。見開きにも秋がいっぱい。きれい。(直)
2017年11月04日

先日のイベントでテーブルの上をあけたので、ソ連時代の絵本の一部を並べてみた。やはりこうやって表紙を見せて並べるのはいいな。と思う。うーん。でも、スペースの制約はあるけれど、この部屋全体の使い方は色々考えて工夫していきたいと思っている。頭の中にはやりたい方向みたいなものもちょっと浮かんではいる。おいおい考えながらだ。
基本は、ロシア絵本を楽しんでいただける場所であってほしいと思っている。
もうひとつの画像はある日のひとコマ。絵本を見ながらのひととき。
明日は、オープンルーム。読書の秋を是非。(直)
2017年11月02日

今日、吉祥寺はもうすっかりクリスマス仕様だった。次はお正月…。なんということでしょう!!
チャルーシンの動物のお話をまとめたものを入荷した。ずっしりとしたハードカバー版だ。チャルーシンは動物挿絵画家の第一人者だか、動物のそのままの姿を大切に描く画家だ。洋服を着せたり、人間の造形に寄せることはない。身近な犬や猫からくじらや象、鮭まで33の動物のお話が収録されていてたっぷりと楽しめる。立派な装丁なので贈り物にも最適だ。動物たちの世界を是非堪能してほしい。
動物といえば、我が家の周りにもいる。まず、ネズミは多分どこにでもいて、道を横切るのを見かけたり。ハクビシンの噂も聞く。個人的には実は庭にタヌキがいるのを見たことがある。座ってしばらくじっとしていた。私ひとりの時のことで他に見た人はいない。あれは幻だったのだろうか。(直)

チャルーシン「動物のなかまたち」http://karandashi.ocnk.net/product/229
2017年11月01日

なんと今日から11月。今年があと2ヶ月しかないなんて!だ。
さて、ロシア語のレッスンでは、最近子どもの短い詩を暗記するというのを宿題にしてもらっている。今週は象の詩だ。この詩は多分ロシアの人なら誰でも知っている詩だ。私は先生の1998年刊の小さな詩集をお借りしているのだが、カランダーシの部屋のソビエトの絵本の中にも同じ内容の絵本があることがわかった。実は先日マトリョーシカの日に参加くださったロシア語の先生が、本棚から見つけてくださったのだ。1972年刊のものだ。数は違うが、収録されている詩の内容と順番も同じだった。それはそうだけど、挿絵が違うとこうも印象が違うとは、と驚いている。作家が違うので単純比較はできないが、時代の変化と絵本の絵の変化、というものをおおいに感じずにはいられない。
でも詩は同じ。変わらない。昔も今もそして未来も。しかもロシアでは、これらの詩は絵本を通して、というよりも口伝えで覚えているものと推測される。極端にいえば、ある意味、絵は何でもいいのかもしれないとさえ思う。
なれど、これから覚える私は絵は大事。古い絵の方が好みだけど、新しい絵の底抜けの?明るさもいいな、と思う。
まあ、いずれにしても覚えなくては…。(直)


2017年10月31日

先日、絵本の勉強会をしていらっしゃる方からカランダーシ刊ラチョフ画「うさぎのいえ」について質問をいただいた。できるだけ丁寧に答えさせていただいたのだが、少したってからそのラチョフについての勉強会の報告のメールをいただいた。そのメールの中には、市内の図書館に所蔵している本ラチョフ作品のリストが添付されていたのだが、その中に…「ひごろ目にすることのないものもあり(古いものは書庫に入っているものが多い)」…という文言があり、はっとさせられた。
わかる。わかる。ロシアの翻訳絵本で、特にソ連時代活躍していた作家のものなど調べていると、絶版になっていたり、簡単に手に取ることが難しいものが多いのだ。他の国、また国内の絵本事情はわからないが、ロシア絵本にはそういう印象がある。ロシア絵本はかつてわりとたくさん翻訳出版されていたが、その後、いつのまにか市場からは消えて、簡単に目の届く範囲には存在していないケースが少なくないように思う。
結果、そういう絵本は、古書店など探せばあるのかもしれないが、図書館にしかないものもわりとある、という感触を持っている。しかも書庫に入っていたりする。
まあ、図書館に「しか」ないという言葉には少々悲壮感が漂うのだか、私は図書館「には」あるという何か救いのようなものも感じてもいる。図書館に「さえ」あれば、いつでも借りて読むことができる。実際、ありがたいことだと思うことは多い。
ただ、それもいつまでも、というわけではないだろうけれど。(直)

うさぎのいえhttp://karandashi.ocnk.net/product/36
2017年10月30日

昨日に引き続き食べ物の話。お菓子や飲み物についてご紹介。まずは、ヴォルガさんご提供のロシア製チョコキャラメル。ソ連時代のアニメのヌーパカジーのキャラクター柄の個包装が目をひく甘いお菓子。絵付けで集中して作業した後のほっと一息になったのではないだろうか。お茶は、WSでは紅茶もお出ししたが、デニス先生がロシアの草原でヤナギランを手摘みして作った「イヴァンチャイ」もお出しした。ロシアにいわゆる一般的な茶葉が入ってくる前は皆このお茶を飲んでいたという健康にも良いお茶とのこと。画像は茶葉の状態。桃のジャムはやはりヴォルガさんご提供で、お茶に入れたい方はどうぞ用。
そして、夜の親睦会では、プロムテックビズさんご提供のウォッカを3種類、それぞれの説明をお聞きし、いただいた。もちろん、飲める方だけだが。後でデニス先生に聞いたのだが、日本に入っているウォッカは品質検査済みなので安心していただける、とのこと。ロシア国内には安心できないものもあるらしい。
…ということで、本当にありがたいことに、色々とロシアの美味しいものが顔を揃えたテーブルとなった。
おっと、実はお菓子はもう一種類あった。チロリアンというお菓子。これはロシアとは関係なく、チロル地方とも関係ない九州は福岡のお菓子。
甘くて美味しいわたしの好きな福岡銘菓のひとつ。(直)
2017年10月29日

親睦会の軽食のご紹介。吉祥寺のカフェロシアさんと相談させてもらってこういう形にした。メニュー はボルシチ、お肉のピロシキ、前菜3種 (毛皮のコートを着たニシン、黒パンとローストポーク パプリカのトマトソース煮 )それからシャルロットカ(りんごのケーキ)。ボルシチはお鍋ごとお店から運んできてこちらで温めなおしてお出しした。たっぷりのスメタナを添えて。カップは断熱性のものを用意。とにかくボルシチは温かいものをお出ししたかった。
マトリョーシカのレクチャーに相応しく、せっかくならロシア料理をお出しできれば…と考えていたのだが、ご相談できるロシアレストランがご近所にあってよかった。
さて、明日は空のお鍋を返却に行かなければ。(直)
2017年10月29日

今日はワークショップ&親睦会ありがとうございました!
伝統的マトリョーシカクラスはお子さんの参加もあり和やかなムード、ジェドマロースのクラスは皆さんすごい集中力を発揮されていた。親睦会はデニス先生がマトリョーシカ工場の画像や動画を使って詳しくレクチャー。テーブルはカフェロシアさんの軽食、それから参加者のEさんからのウォッカのご提供、デニス先生自ら摘んで製茶したイヴァンティーなどでにぎわった。マトリョーシカの知識を深め、参加者同士の親睦も深まってくれる会だったのならば嬉しい。
雨の中、皆さん集ってくださり感謝。
そして、最後になったが講師のデニス先生、通訳の梅村さんに感謝。
とにかく無事に終わりよかった。(直)
2017年10月27日

中学生の頃は必修の部活で手芸クラブに入っていた。そういうことが好きだったのだ。刺繍でテーブルセンターを作ったりした。そのころは細かい目でチェーンステッチなど刺すのが好きだったけれど、その後クロスステッチをよく刺すようになった。でも、目が疲れたり、肩が凝ったり、というのがありそういうことをしなくなってしまった。眠らずにやり続けたり、そういう無茶がよくなかったと思う。でも、今でも素敵な図案を見るとちょっと心が高まる。
ロシアのきれいな縁飾りの刺繍図案集を入荷した。ヴァラエティにとんだ内容で、民族的な雰囲気のものから音符や風船など可愛らしいものまで。DMCの糸番号付き。
明日はマトリョーシカ講座。どんな作品が出来上がるのだろう。親睦会も楽しみだ。オープンルームはお休みです。(直)


いよいよ明日開催。飛び込み大歓迎!
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222

2017年10月26日

娘とふたりで空の旅。ひとつ用事を済ませかたがた実家へ帰ってきた。東京は寒かったけれど道中お天気は良く暖かくて助かった。何はともあれ、高齢の両親の顔をまた見に行けて良かった。季節がら娘と庭の落ち葉掃きなどしてきたのだが、ちょうどホトトギスや茶の花が咲いていた。そういえば夏に行った時はおおきな蝉の抜け殻をたくさん見つけたっけ。
今度帰省する時はこの庭のどんな景色を見るのだろう。
家の前の道を子犬を連れた少年が嬉しそうに歩いていた。
また、近いうちに帰れるといいな。と思う。(直)


参加者募集中!
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月25日

ロシア語の筆記体の子どもの練習帳を初めてみせていただいた。大胆に斜めの線が入っている。この線の角度がとても大切なのはわかるけれど、挿絵も何も何もおかまいなしに線がひかれている。横殴りの飴でも降ったの?というような景だ。これでいいのか、と思ってしまうけれど、これでいいのだろう。何だかちょっと衝撃を受けてしまった。(直)

いよいよ今週開催です!ご参加お待ちしています。
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月24日

皆さん、BS-TBS毎週月曜夜9時からの「吉田類の酒場放浪記」という番組はご存知だろうか。10/30の放送になんと今回のマトリョーシカ講座でもお世話になっている生田にあるVOLGAさんの事務所&ショールームが登場するそうだ。どんな感じで登場するのかは…見てのお楽しみ!ということは、セミョーノフマトリョーシカも出てくる予感。これは必見。でも、VOLGAさんの代表の梅村さんは撮影時極力映らないようにしたという、まあ、もったいない。そんな梅村さんは今回の講座でも大変優秀な通訳として大活躍してくださる予定。その講座もいよいよ今週土曜日に開催だ。
無事に終えて、月曜日は楽しみに酒場放浪記を見たいなと思う。(直)

吉田類の酒場放浪記  http://www.bs-tbs.co.jp/sakaba/


画像は春に行った講座のニス塗り乾燥中のマトリョーシカたち
いよいよ今週開催です!ご参加お待ちしています。
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月23日

台風一過。久しぶりの晴れ間を見た時の嬉しさ。ああ、自分は青空にかつえていたんだな、とわかった。思わず歓声をあげたくなった。
午後から、久しぶりに梱包資材屋さんへ。雨降り時にはあまり足を運びたくはなかった場所だ。店頭は予想通りハロウィンで盛り上がっている。梱包材など通販を使うことも多いのだが、探し物がある時は出かける。お客さんは商売をしている人が多いと思うのだが、結構お母さんたちのグループを見かける。学校行事関連やホームパーティの準備などで使っているのだと思う。でも、もしかしたら最近は100均に押され気味なのかもしれない。
今回も食べ物のパッケージの売場で、ブランパンの袋やケーキの箱など見て、おおっ!とテンションが上がった。用もないのに、欲しいとさえ思う。
OPP袋や紙袋、などなど購入。ハロウィン関連は何も買わなかった。(直)


いよいよ今週開催です!
ご参加お待ちしています。
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月22日

昨日オープンルームが終わってから、メインのテーブルの上の商品をどんどん新しい棚に入れて…という作業。うまくおさまった。よかった。よかった。からの、マトリョーシカ作業と、親睦会を見越したレイアウトにテーブルを移動したりもやってみた。早目だけど備えあれば憂いなしだ。
マトリョーシカ講座は、伝統的なマトリョーシカ絵付けコースの参加者を募集している。セミョーノフの職人さんの直接指導。線の描き方、色の塗り方、ひとつひとつを丁寧にわかりやすく教えてくださるので初心者でも安心だ。染料もロシアの特別なものだ。カランダーシでは5個組が作れる。参加をご検討していただけると嬉しい。
さて、部屋の景色がかわると気分も変わるものだ。なんだかワクワクしてきた。
28日を楽しみに待ちたい。(直)


いよいよ今週開催です!
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月21日

今日は雨降りの中、予約を入れてくださっていたお客様がいらした。絵本を見ていただいたり、一緒にロシアのお話をさせていただいたり、楽しい時間を過ごさせていただいたのだが、ソビエト時代の絵本を見ていただいている時に印象深い反応をいただいた。それは、「あ、ソ連時代の匂いがする」というものだった。一緒にいらしたもうひとりの方も同意していらしたと思う。それはどういうことかというと、かつてその方が経験した、ソ連時代のソ連から持ってきた、あるいは送られてきた物と同じ匂い、ということらしい。例えばチョコレートの包み紙がこんな匂いだったという。だとすると、紙の匂いか、あるいはインクの匂いか、あるいはその両方混ざった匂いなのかもしれないと思うがどうなのだろう。ちょっと驚いたのは、絵本の匂いが、当時と今と同じ匂いだということだ。環境的に何か染み付いた匂いなどではなく純粋にロシア時代の物の匂いというものがあって、それが今も残っているということなのだ。
その方は、何度も絵本の匂いを嗅いで懐かしいとおっしゃっていた。
くん。くん。後で私も嗅いでみた。確かにほんのり独特の匂いがある。これがソ連時代の匂いなんだ、と思うと何だか感慨深かった。
来週のオープンルームはマトリョーシカ絵付け講座のためお休みです。(直)

【募集中】
いよいよ来週開催です!
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222

2017年10月20日

冷たい雨。吉祥寺では心配な事故。そんな中ですが、明日はオープンルームです。
新しい親指姫の絵本を入荷している。お姫様はちょっぴり丈の短いお洋服を着ている。夏場は素足に赤い靴。冬はどうやらタイツを履いて木靴を履いている。なかなかシックな装いで素敵だ。王子様のボブカットも攻めている。そして、モグラもおしゃれなマフラーをしている。めがねのフレームは黄色だ。
でも、このモグラの造形だけど、これはロシアのモグラではない。ロシアにはロシアデスマンという固有のモグラが生息していて、鼻がとんがっていて長い。主に川辺などに住んでいて、水中で魚を捕ったりもする。かつては立派な毛皮狙われ、いまは開発などの環境破壊により随分と数が減っているようだ。ということをネット情報で今日知った。
貴重な毛皮を持ち、泳げるし、身体も大きい。ロシアデスマンはなかなか頼れそうなモグラだ。尻尾だって長い。小さいけど目もちゃんとわかるようについている。もし、このお話の中のモグラがロシアデスマンだったら、親指姫は反応が違っただろうか…まあ、そんなことはないか。
ロシアデスマン。ロシアの大地でたくましく生き延びていってほしい。(直)

親指姫 http://karandashi.ocnk.net/product/227

いよいよ来週開催です。
10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です!
http://karandashi.ocnk.net/product/222

2017年10月19日

チュコフスキーのお話で「でんわ」というのがある。主人公の「ぼく」のところに、チョコレートをほしがるぞうや、革靴を食べてしまったワニ、てぶくろをおくってほしいといううさぎ、などなどから電話がかかってくる。最後に沼に落ちたカバくんの救助要請の電話があり…というにぎやかなお話だ。日本語訳の偕成社版のオシトローフの絵の絵本を見ると、電話は旧式のダイヤル式だ。そう、昔はダイヤル式の電話だった。指を番号の穴に差し込んで回す。ダイヤルが戻る、そのもどかしさが何とも懐かしい。
カランダーシで入荷したチュコフスキーのお話集の中にも「でんわ」は収録されていて、絵はコナシェービチだ。そして今回両方を見比べて気付いたことがある。ダイヤルの穴が5つしかないのだ。最初、日本語版でそう思って、でも、それはきっと単純に略して描いているのだろうと思ったけれど、コナシェービチの方でもはっきりと5つの穴だ。一応社会主義リアリズムの時代の絵本だし、単純に素直に考えると当時5つ穴のダイヤルが存在していたのでは、ということになるかなと思うけれど、いやいやまさか、ではある。それで、ちょっと調べたみたけれどよくわからない。あ、今日会った人たちに聞いたらよかったのかもしれない。と今思う。でも、すっかり忘れていた。残念。(直) 

10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です!
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月18日

オープンルームに来たTさんに紹介していただいた絵本2冊「リンドバーグ 空飛ぶねずみの大冒険」「アームストロング 宙飛ぶねずみの大冒険」(いずれもブロンズ新社)。作者(文と絵)はトーベン・クールマンだ。それぞれ、飛行機を作りリンドバーグよりも前に空を飛ぶねずみと、ロケットを作りアームストロングよりも前に月へ行くねずみの話の絵本だ。1冊目の「リンドバーグ」を作ったのは作者が大学生の時だそう。若い。小さいねずみに自分を重ねているところもあるのだろうか。そもそも地面をちょろちょろしているねずみに空への夢を持たせる発想がユニークだ。荒唐無稽かもしれないチャレンジに小さなねずみが果敢に取り組む姿が共感を呼ぶのだろう、人気がある絵本のようだ。先日行った大きな書店では目立つところにディスプレイされていた。小さなねずみの大志、空への思いは眩しく、尊いと思った。
実はカランダーシの部屋にも飛ぶねずみがいる。すずきゆきこさん作のフェルト人形だ。彼はずーっと飛び続けているのだが、それはあくまでも「なりゆき」で、大志はないようだ。(直)

10/28セミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です。
よろしくお願いします!
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月17日

昨日はEテレの「グレーテルのかまど」という番組を初めて見た。ディックブルーナが愛したバター・クッキーを取り上げるのを知ったからだ。お菓子の背景を知り、実際に作ってみるという番組。終始ほんわかしていた。ディック・ブルーナが欠かすことのなかったというクッキーはシンプルでとてもおいしそうだった。
ブルーナといえば、気になることがある。今年2月に亡くなった後2冊の翻訳絵本が出版されて、久しぶりにブルーナ絵本を購入した。そのうちの1冊が「ふなのりのやん」(福音館書店)という絵本で、やんが航海に出てエスキモーの人たちに会い、食事をごちそうになり、また航海に出るというお話だ。
やんをオランダの人と考えれば、グリーンランドに着いたのかな、と思うけれどわからない。実はロシア、シベリアにもエスキモーの人たちがいて、古い動物昔話を知ってから少し関心を持っている。でも、知り合いのロシアの人に聞いてもあまり興味を示さないし、知らないとも言われる。そういえば、昔よりエスキモーの人たちのことが話題になることはなくなっているかと思う。それは生活の近代化が進んだとこも関係しているだろうか。
そんな中、なぜ、ブルーナは最近になってエスキモーの人たちの絵本を作ったのだろう。絵本の中の彼らは「昔ながら」の生活をしているように見えるがどうなのだろう。このお話自体が昔設定なのだろうか…。
前述の番組の最後に、ブルーナカラーの中の黄色は幸せの色だと言っていた。バター・クッキーの色だ。
そして絵本のエスキモーの人たちの皮膚の色も黄色だ。
明るく、温かい黄色。優しい笑顔が印象的だ。(直)

10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です。
よろしくお願いします!
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月16日

ラチョフの描くうさぎは、うさぎの特徴をよくとらえていると思うのだが、この表紙のうさぎは表情も豊かでしっかり前歯も見えるよう描かれている。なかなか立派な歯だ。ちょっと調べたら、うさぎの歯は28本あって、永久歯は生涯伸び続けるのだそうだ。自然界のうさぎたちは硬いものをかじるので大丈夫なのだが、飼っている場合、柔らかいものばかり食べていると、どんどん伸びてくるらしい。前歯はそれでも気付くけれど、こわいのは奥歯がのびていた場合、自らの口内を傷つけ、命にもかかわってくることになるのだそう…とネット情報にあった。
小さい頃うさぎを飼っていたのだけど、そういう心配をした記憶がない。木の小屋で飼っていたので、そういえばかじっていたような気もするし、その頃はうさぎ用の餌などなかったので、野草、人参やじゃがいもやキャベツの芯なども与えていたから大丈夫だったのだろうか。
そうなのか。うさぎの歯は伸び続けるものなのか。人生は知らないことばかり。それを知った上でこの表紙のうさぎを見ると、この歯は良い感じの長さと強度なのかもしれないな、と思えてきた。(直)

自慢屋うさぎhttp://karandashi.ocnk.net/product/226

10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です!
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