美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
ホームダイアリー
ダイアリー
ダイアリー:1910
«前のページ 1 ... | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | ... 96 次のページ»
2020年12月23日

スッキリとした晴天が続いている。冬場はここからでも富士山が見えることも多く、夕暮れ時のシルエットは美しい。かなり遠いけれどお山が見える景色はいいものだ。

アヴァンギャルド復刻絵本4冊。「漁師たち」(ヴヴェジエンスキー作/エルラモーエヴァ画)あとはマヤコフスキーの詩の絵本3冊「海と灯台についての私の本」(ポクロフスキー画」「動物がたくさん」(ズダニヴィッチ画)「いいことってどんなこと?わるいってことってどんなこと?」(デニソフスキー画)。

このように当時の絵本を1冊1冊独立した形で復刻させシリーズで刊行したことは素晴らしい事だ。これらの絵本のオリジナルはそれだけでも貴重だが人気絵本の初版ともなれば簡単に眺めることも手に取ることも難しい存在。

それらを本家本元ロシアの出版社がきちんとした形で後世に残すべく、オリジナルに近い形で一挙に発行してくれたおかげでこのように気軽に眺めることが出来、ありがたいことこの上ない。

もちろんオリジナルにはオリジナルのとてつもない素晴らしさがあるわけだが、それに近い形で見られるだけでも御の字だ。

と興奮気味に思うわけなのだが、以前ロシアにいる絵本事情にわりと詳しいロシア人にこのシリーズのことを伝えたが知らなかった。

なんともったいない!と思ったことだった(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/413
https://karandashi.ocnk.net/product/461
https://karandashi.ocnk.net/product/451
https://karandashi.ocnk.net/product/450
2020年12月22日

今日は今年最後のオンラインクニーシカの会を開催。「дядя Фёдор 」をコズリナ先生のご指導のもと皆さんと一緒に読み進めていった。

主人公のフョードルが知り合った猫を家で飼うか、飼わないかの父親と母親の口論は動物嫌いの母親が勝利。フョードルは猫を連れて家出をすることを決意し、決行する。まだ6歳くらいなのに。

コズリナ先生によると当時、ソ連時代は共働き家庭がスタンダードで、主婦は働いた後の家事もほぼ担っていたとの事。動物嫌いでなくても動物を飼うことに慎重になるのは当然だと思う。結局は母親が面倒をみることになることが多いからだ。

父親は楽観的に最初はフョードルに味方するが、結局はフェードアウト。身を挺してまでフョードルの為に戦おうとはしない。おそらくフョードルはこういうやり取りをもううんざりするくらい見てきたのだろう。

家出も衝動的というより、フョードルにしてみれば機が熟した感じなのかもしれない。日常の閉塞感からの脱却。この物語、アニメの人気の根拠はそんなところにもあるのだろう。

さてこの少年はここではない何処かに行き、果たして幸せになれるのだろうか。楽しみに読んでゆきたい。

月に一度ぎゅっと集中してロシアの物語を読む時間。よかったらご一緒にいかがですか?(直)


2020年12月21日

わが家のクリスマス。家族でチキンとケーキを食べるだけのことだけど、今年もそのひとときを持つ事ができたのはありがたいことだと思う。今日は冬至。柚子湯は毎年楽しみ。明日から日が長くなるのは嬉しい。

何だか機嫌が悪そうな女の子の表情が気になる「ぷんぷんアーニャ」は1984年国際アンデルセン賞作家賞を受賞したオーストリアのクリスティーネ・ネストリンガーの原作とロシアの画家エカテリーナ・シュムコワの明るく現代的なセンスの挿絵のコラボレーションがとても魅力的な1冊だ。

アーニャはとにかく怒りっぽく、怒ると髪の毛がハリネズミの針のように逆立ち、地団駄を踏み周りへも攻撃的になり手に負えない状態に…。でも彼女のおじいさんが持ってきてくれたある物により良い方向にお話が展開してゆく。

アーニャは子どもで自分の感情をどうしていいのかわからない。いやいや大人だって誰だってイライラやぷんぷんという感情に振り回されることはあるはずだ。これではよくないと思い、気分転換をしたり、アンガーマネージメントを学んだり、ということもあるかもしれない。

感情という人間の内面を見つめた絵本。怒りにまかせてへの字になっていたアーニャの口角が最後に上がって優しい顔になっていてホッとする。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/534
2020年12月18日

【年末年始お知らせ】
カランダーシは12月26日〜1月7日の間お休みいたします。お休み中も絵本のご注文はWebショップで自動受付しています。発送はお休み明けとなりますが是非ご利用ください。オープンルームは1月15日からを予定(状況によっては変更あり)

**********
ロシア民話スネグラーチカ…ゆきむすめの絵本たち。邦訳版は佐藤忠良画、内田莉莎子再話(福音館書店刊)。淡いサーモンピンクの背景に儚げな表情のスネグラーチ力が美しい表紙の絵本はソビエト時代のカランダーシ資料絵本。イリーナ・カザコフ画、1972年刊。

青い表紙はマリーナ・ウスペンスカヤ画でおじいさんとおばあさんがとても心配そうにしている姿が切ない。邦訳版はやはりおじいさんとおばあさんとスネグラーチカの構図だけど、こちらは雪で女の子を作っている最中。おばあさんの嬉しそうな眼差しが温かい。

この女の子の形をした雪像の表現は邦訳絵本のみの表現だ。他のロシアの絵本2冊には出てこない。もしかするとこれは佐藤忠良氏が彫刻家であることと関係しているのではなかろうか。そんなふうに思ったりしている。

以前にも書いたが、私のロシア語の先生は、スネグラーチカは溶けて空に帰ってもまた雪となって戻ってくると考えていると言っていた。なるほどである。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/400
2020年12月17日


来年の手帳を使いはじめている。手帳はもう一冊のフリーノートと一緒に革製のカバーに入れて使っている。そのカバーが随分とボロボロになって残念だけどさすがに買い替えを考えているところ。本当は同じ物が欲しいのだけどもう作ってない。良い物が見つかるといいのだけど。

ヴァスネツオフ画ロシア民話「猫と鶏と狐」は人気の絵本。仲良く暮らす猫とニワトリ。ニワトリがキツネに騙されて連れ去られそうになる度に奪い返す猫。でも、絶望的に危機意識の薄いニワトリはとうとう…というお話。

キツネは狡猾だ。口が上手くてそしてしつこい。諦めない。動物民話は人間社会を投影しているので、考えさせられるところはある。表紙のニワトリは助けを求めて鳴いているが後の祭りだ。

キツネは耳を伏せ、ニワトリをしっかりと抱き脇目もふらない。緊迫の場面だけど山の配し方や大きな星の存在、可憐なピンクのスカートなどを印象的に描くことなどから、独特の滑稽さもある不思議な世界観を提示している。素晴らしいなぁ。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/134
2020年12月16日

今朝の冷え込みでベコニアがくったりしてしまった。寒くなってきたし空気が乾いてるなぁ。今朝情報番組で湿度が一番低い都道府県ランキングみたいなのをやっていて東京が1番だった。湿度の低さ…それで良い事って何かあるのかな。

「花籠絵本…お庭では」はウラジーミル・ステパノフの詩に、ナタリア・カザークが描く花籠いっぱいの早春から始まる季節のお庭の花や果実の挿絵が9場面。壁に掛けても楽しめる絵本。

まずは水仙とヒヤシンスから始まり、ヒナギクやカラコーリチク、チューリップ、バラ、スイトピー、そして野苺!アンズやベリー、りんご、さくらんぼ、ローズヒップ、桃や梨.などなどが籠から溢れんばかりに描かれており豊潤な香りがしてきそうな眺め。

ステパノフは1949年生まれ。父親が花の栽培をしていたということで季節の花々の中で育ち自然をとても大切に思っている詩人だ。また挿絵のカザークは40年に渡りずっと植物を写実的に魅力的なに描き続けてきた画家であり、花や果実の特徴をとらえ、光を差し、自然のなかで育まれた瑞々しさを伝えている。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/533




2020年12月15日

「ほっぺ、ほっぺ、ふたつの袋」(ミハイル・ヤスノフ詩/ ガリーナ・レヴレンコ画)。タイトルは絵本のなかに収録されているシマリスの数え歌の中の一節。この絵本の中には色々な数え歌、韻を踏みリズムに乗り調子よく唱えられる詩がたくさん。

ヤスノフは1946年に生まれだが今年10月27日にサンクトペテルブルクで亡くなっているようだ。1979年から子どものための創作を始め、それ以来何十冊もの著書を世に送り出し名誉ある賞をいくつも受賞したこのジャンルでは有名な詩人の1人。

レヴレンコは1951年生まれ。この画本では暖色を活かし、ちょっと不思議な世界観を明るく表現している。

小学校時代、友だちの家でシマリスを飼っていて、遊びに行ってリスを見せてもらうのが楽しみだった。今考えるとかなり立派な小屋で飼っていたように思うのだけどあれは特注品だったのかな。窓枠にピッタリのサイズで部屋の中から眺められるようになっていた。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/532
2020年12月14日

ご近所にオープンしたタルトの専門店はこの土日大盛況だったらしい。ここはひとまず様子を見てもうちょっと落ち着いたころに行ってみようと思っている。

我が家のピアノ。そういえば随分誰も弾いていない。懇意にしていた調律師さんが具合を悪くされて以降調律もしていないしかわいそうな状態だ。子どもたちが毎日弾いていた頃か懐かしい。

再々?入荷のグランドピアノ型の素敵な絵本。「ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ」(ガローホフ文/ガラーニン画)。ツグミ先生がドレミの頭文字を持つ生き物たちに音楽を教える。くま君は吠えてしまってみんなを気絶させてしまったり先生も中々大変そうだ。

主役は音階なのでもちろん目立つように描かれているけれど堅苦しい教養絵本では全然ない。あくまでも楽しみながら、音階、そして生き物の名前を知ることができる内容。

綺麗な色、シンプルだけど温もりのあるフォルムの動物たちには複雑な模様が描き込まれているのが印象的。各ページに大きく登場する樹木のデザインはリズム感を感じさせる表現で音を奏でる楽しさを伝えるようだ(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/469
2020年12月12日

オープンルームありがとうございました。制約が色々ある中足を運んでくださった方々、オンラインで訪れて来て下さった方々にあらためて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。次回は来年。今後ともよろしくお願いします。

先日探し物をして吉祥寺の雑貨屋さんをいくつか見たのだが、マトリョーシカ的な木製の入子式置物をいくつか見かけた。贈り物に喜ばれてるのだろう。

「ロシアポルポフ・マイダン木製民芸品ポスターカード」はマトリョーシカを含むロシアの民芸木製品全8枚13柄(内全柄3枚)が入っている。カラーファイルカバー付き。

ニジニ・ノブゴロド南部に位置するポルホフ・マイダン。このポスターカードを額に入れて壁に飾れば、黒い線描きが特徴の美しい色、柄を身近で楽める。(直)
2020年12月11日

明日はオープンルーム。予約制。締切は本日中。今年は今回が最後。来年は1月15日からの予定。よろしくお願いします。詳細https://karandashi.ocnk.net/diary-detail/1575

ご近所にタルト専門店がオープンするようだ。西荻の別の場所から移ってらしたお店だ。でもよく行くコンビニの近くなのに全然知らなくて昨日新しく青いとピンクに塗られた建物の外観を見て初めて気づいた。しかし甘い誘惑と戦う日々が始まってしまうなぁ。

こんな風に街の景色は気づかないうちに変わる。店舗だけではなく住宅地も同じで取り壊しや新築工事が常にどこかしらで行われていて、景色がいつの間にか変わっている。最近この辺りはそのスピードが早いように思っている。

「ルーシはどのように町を作ったか」(ミハイル・ミルチク文/二キータ・アンドレエフ画)。まず木造の素朴な家屋が登場するが、実に様々な、時代や用途に合わせた建物が当日する。また立者の中で実際に人々がその建物を使っているのかも見せてくれる。建物の歴史は人々の歴史そのものだ。この絵本は町のざわめきや働く人たちの掛け声などが聞こえてきそうなところが魅力的だ。

表紙は裏が冬景色になっていて両A面(この言い方は古い?)の趣き。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/507




2020年12月10日

通りがかりの光景。地面を呑気に歩く鴉がおり、少し離れた場所から猫が飛びかかろうとジリジリしていた。身近な動物たちの世界のドラマ。思わず足を止めて見入ってしまった。

「うさちゃん、うさちゃん」は動物たちの詩や歌を集めた絵本。陽気な表情の動物たちが次々と繰り出して賑やかだ。タンバリンをたたくクマがいいな。愉快なカエルたちも。詩はニーナ・コマフスカヤ。絵はミハイル・メジェニノフ。

対象年齢は2歳から。読みやすい詩と動物の造形は輪郭もはっきりして生き生き、そして親しみやすく描かれており、幼い子どもの心をひきつける魅力に溢れている。(直)
2020年12月09日

この度カランダーシの資料としてMさんからソビエト時代の書籍を2冊ご寄贈いただいた。感謝である。

ブラートフ再話のシャルル・ペローの物語集とエセーニンの詩集だ。どちらも分厚いハードカバーで詩集もカバーを取れば物語集も布張り。立派な御本だ。

物語集の表紙を見て驚いた。最近気になり初めて1タイトル絵本を仕入れてみた画家トラウゴートだったからだ(画像一番左)。素敵な偶然ではないか。この画家はГ.А.В.Трауготといい、この名は父親とその子どもである兄弟2人、都合3人の連名名義だ。200冊以上の挿絵の実績がある。

滲んだ水彩絵の具で描き出される美しく幻想的な色使いにまず心奪われるが、人物の表情に人間の奥底にあるものがリアルに投影されおり、決して甘くない独特の世界観。とても魅力的だ。

エセーニンの詩集には栞紐が付いているのだが、挟んでいるページを開くと「犬のうた」であった。産まれたばかりの子犬を主人に取られる母犬の詩。この本は元々Mさんの御父上の物だということだが、誰がその栞紐をこのページに挟んだのかはもう誰も分からないだろう。エセーニンが自死の前に自らの血で書いたという詩を探す。3回さようならという言葉が出てくる詩。悲しい。

2冊とも見開きが素晴らしい。
Mさん、ありがとうございました!(直)

2020年12月08日

植木屋さんが来て景色が随分とスッキリした。よかったと思うと同時にこの景色を見るとついに年末が来てしまったなぁと感じる。今年の師走は状況的にも落ち着いて日々を過ごす予定だけど、さてどうなるかな。

「マーシャとくま」のお話絵本はラチョフ画で福音館書店刊の内田莉莎子さんのものが日本では有名なのかもしれない。今カランダーシで扱っているのは画像左のカチェルギン画と右のローシン画のもの。

同じお話でも挿絵で印象が変わるものだ。ローシンの絵本ではくまの着ているものが面白い。ルバーシカのようなシャツの上にベストのようなものを合わせている。肘や膝に当て布がしてあるところがリアルだ。ウエストを紐で縛り櫛のようなものをぶら下げている。

カチェルギンの方はくまは裸だ。マーシャが入っているのはつづらではなく籠。こちらはくまの家の様子が可愛らしく描かれている。

カチェルギンはポスターアーティストとして活躍したが木の彫刻に夢中になった時代もあった。それを知るとくまの家の造りや調度品の描写に活かされているところもあるのではないかと思ったり、また、ローシンが驚異的な観察力を持ちユーモアセンスに秀でていたと知れば、なるほど、と頷ける細やかな描写だと納得する(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/498
https://karandashi.ocnk.net/product/370
2020年12月07日

「霧の中のハリネズミ」の作者、セルゲイ・コズロフの「ロシア語アルファベット」絵本。挿絵はウラジーミル・ビナクール画。

リズミカルなアルファべットの短い詩は小さな子どもが声に出して読むために作られたもの。楽しみながら正しい発音を知り身につけることができるために。

詩の頭の文字が全てそのアルファベットの文字で統一されており、遊び心たっぷり。思わず暗唱してみたくなる。

ビナクールの挿絵はしっかりとした筆致でちょっと不思議な世界観を表現。明るい表紙が印象的だ。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/529
2020年12月05日

オープンルームありがとうございました。年内は次回12日が最後。年明けは16日からの予定。よろしくお願いします。

少しだけ再入荷のクリスマス商品「ツリーを飾りましょう!」や「クリスマスの飾りを作りましょう!」は100年前のロシアのクリスマスの飾りを再現したクラシックな雰囲気が魅力。

ツリーや飾りを作る喜び、飾る楽しさはきっと特別なひとときになるはず。お気に入りの場所に置けばきっと周りを華やかに明るくしてくれるでしょう!
https://karandashi.ocnk.net/product/515
https://karandashi.ocnk.net/product/519





2020年12月04日

明日はオープンルーム。オンラインも。予約制。締切は本日中。詳細https://karandashi.ocnk.net/diary-detail/1575

「きつねとうさぎ」のお話絵本。ヴァスネツオフ画だ。カランダーシ刊「うさぎのいえ」と同じお話だ。暖かくなり雨が降り自分で作った氷の家が溶けるのだが、さめざめと泣いているきつねが憐れだ。ふさふさのしっぽもうなだれている。

春とはいえ、まだ雪が残る原っぱの様子や、ぬかるんでいる地面の様子がよく伝わってくる。でもきつねは見開きの次のページではもううさぎの家を乗っ取っている。すぐに立ち直り次の行動に移れるきつね。強い。

結局は雄鶏の助けを得て、うさぎは家からきつねを追い出すのだが、逃げ出すきつねが全然懲りたような顔をしていない。舌を出して
笑っているようにさえ見える。

きつねは多分どこかでまたその強引な行動力で逞しく生きてゆくに違いないとこの絵本の挿絵を見ていると思う。今まであまりきつねの事を気にしてなかったけれどその強さは羨ましくもあるなぁ。なんて思う今日この頃だ。
https://karandashi.ocnk.net/product/389
2020年12月03日

寒くなってきた。昨日は植木屋さんが来るはずだったけれど雨のため日延べをした。長い間お世話になっている植木屋さんだけど日延べをしたのは初めてじゃないかな。多分。自信はないけれど。

ロシアから来たミミズク君。手先が器用な娘がキットを組み立ててくれたのだけど、器用でなくてもきっと大丈夫。切り込みが入ったパーツを切り離しどんどん組み立ててゆけば出来上がる。背中の羽根の重なり具合などリアルで美しい。大きな目玉がチャームポイント。贈り物にも。

https://karandashi.ocnk.net/product/416
2020年12月02日

ネットで見かけたある占いで、ふと今年の自分の運勢を確認してみたら、ほぼほぼ当たっていてびっくり。ホントその通り。おっしゃる通りだったよ。今年は…。としみじみしてしまった。

サムイル・マルシャークの子どものための詩集「金色の輪」は1997年マルシャーク生誕90年を記念に息子であるイマニュエル・マルシャークが纏めたものを生誕130年に復刻させたもの。挿絵は日本にも住んだ事のある親日家であるマイ・ミトゥーリチ。彼が挿絵を手がけた日本の昔話集はロシアでよく知られてる。

軽やかな筆使いを活かしたミトゥーリちの挿絵はユーモアと優しさがいっぱい。マルシャークの詩に寄り添って陽気なハミングを奏でている。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/252
2020年12月01日

寒くなってきて最近また紅茶をよく飲んでいる。今度出かけた時に久しぶりにお気に入りの紅茶を買いたいなと目論んでいる、そんな師走の始まり。

「面白話集」(エフゲーニー・チャルーシン画)は人気の絵本。ソビエト時代の絵本の復刻版なのだが、カランダーシの資料絵本の中に1984年版があるので並べてみた。

84年版は薄いザラ紙で印刷の具合もあまり良いとは言えず見難いところもあるのは否めないが何とも言えない味わいがある。新しい方は背景も白く印刷がクリアで明るいので細かい描き込みまでよく分かるのがありがたい。

14の短いジョークを含んだ詩と写実動物挿絵画家の第一人者のチャルーシンが描く、思わずクスッと微笑んでしまうような森の動物たちの愛らしさ。贈り物にも。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/354
2020年11月30日

今日で11月もおしまい。きれいな満月。明日から師走。とにかく元気で日々過ごしたいものだ。

コズロフとノルシュテイン作/ヤールブソヴァ画の「霧の中のハリネズミ」。邦訳版とふたつ並べてみた。表紙の絵も異なるが内容も違うところがあり興味深い。色見も若干異なる。

おひさまが沈む頃、小さなハリネズミはお友だちのこぐまのところへ出かける。その途中で出会うひとつひとつの出来事とハリネズミの気持ちが語られ、読んでいると一緒に霧の中を歩いているかのように心許ない気持ちになる。

だからこそ、こぐまのいえに着いた時に一緒にホッと和んでニコニコしてしまう。この絵本、不安な世相、誰かに会いたくてもそれが中々難しい今だからこそ共感するところが大きいように思う。(直)
«前のページ 1 ... | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | ... 96 次のページ»
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス