美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年09月16日

いつのまにか9月も半ば過ぎ。夏から秋へ。まだ暑かったりするけれど季節の移ろいを感じる今日この頃だ。

森の中で暮らす小さな動物たちのお話絵本「僕たち、ずっと一緒たよね?」。ささやかで愛おしい小さなお話がたくさん収録されている。オストロフの挿絵は、本当にぴったりで、他の絵は考えられません。

きっと出会ってよかったと思える一冊。大切な人への贈り物にも。(直)
2019年09月15日

今日はカランダーシの部屋でこの夏に手術をして入院をしていた大学同期の友人の退院のお祝い会を開催。私はボルシチを作り、後はご主人が作ったという美味しい煮込み料理やきれいなフルーツゼリーなどなど持ち寄りたくさんで豊かで賑やかな食卓となった。

主役の友人はとても元気そうで何より。こうやって会えることのありがたさ、嬉しさをかみしめつつ、お腹いっぱい笑いいっぱいのわいわい楽しい会だった。感謝。

サモワールも大活躍。お茶の美味しい季節になってきたなあ…。(直)
2019年09月15日

オープンルームありがとうございました。次回は28日。その頃にはもうすっかり秋めいている…かな。

画像は秋なのでおしゃれ?をしたサモワール。スーシキという丸くて穴の開いた乾パンみたいなお菓子を紐に通して首飾りみたいにぶら下げた。ロシアでは、昔、こうやってサモワールにぶら下げてお茶の時間に食べていたということで、合理的なシステムともいえるのかな。どんな風にサモワールに下げるのか調べてみたら、特に決まりはなく大らかに好きなようにぶら下げていてよいようで中々面白い。

このスーシキ。サモワールを使わなくなった今でもお茶のお供として人気があるようで、ロシアのスーパーでは色々な種類のものを見かけた。

しかし、突然こんな感じでスーシキをぶら下げられて、うちのサモワールの気持ちとしてはどうなのだろう。何かの修行なのかと思っているのではないか。いやいや、これはソ連時代に実際に使っていたものをいただいた物だ。かつてこんな風なことがあったと思い出しているのかもしれない。(直)
2019年09月13日

明日は久しぶりのオープンルーム。マタンカちゃんは国分寺出張から帰ってリラックスしているようにも見える。

新しく「セリョージャとあそぼう!」の原画2点、「表紙」と「帰り道」を展示開始。

また、10月の講演会の予約がすでに満員御礼!となっているイーゴリ・オレイニコフの絵本。おばあさんの知恵袋さんから引き続き西荻でもまとめて展示。是非ゆっくり手に取ってご覧いただけらばと思う。

それから、奈良のマールイ・ミールさんから連れ帰ってきたロシアのターニャさんの手編み指人形のハリネズミとフクロウは「霧の中のハリネズミ」の絵本のお話と一緒に楽しんで見ていただきたいし、カランダーシの部屋の新しい仲間、カルゴボリのお人形も近くで見ていただけたら嬉しい。

そして…資料絵本も含めたカランダーシのロシア絵本の中から良い出会いがありますように!(直)
2019年09月12日

もしかして、と思って連絡を入れてみた友人たちから返事が来ない。大丈夫かな、と心配している。

画像は原画展でお世話になったおばあさんの知恵袋の店主三田村さんトークイベント「不思議の国のアリス、その魅力と秘密」のチラシだ。

三田村さんのプロフィールを見ると、絵本・童話作家、語り手、絵本・昔話研究者、国分寺・童話の会《ペパン》代表などあるが、その他にも翻訳や地域の活動などなど活躍の場は多方面に及んでいる。それらは全て次世代、子どもたちのためにという思いが根幹にあってのこと、という話を先日伺った。

トークイベントは9/21、国分寺カフェ、びよりさんにて。(直)
2019年09月11日

このところわりと連絡をとらせていただいていた取引先から珍しくメールのお返事が来ない、と思ったら停電で休業されていることがわかった。復旧の見通しはどうなのだろう。心配している。

奈良に行った時、ゆりゆりBooksの中田さんとマールイミールの小我野さんとお昼ご飯をいただいていたときのこと。日盛りのお店のお庭を2匹の猫が行ったり来たり。一匹はこの春生まれたのかなぁという仔猫。もう一匹はその仔猫よりは大きいのだが、大人というには幼いように見えた。でも親猫だったのかもしれない。同じような黒白猫だった。

それから奈良の猫事情など色々お聞きしたのだが、マールイ・ミールさんの前のお店の建物だった時のことだと思うのだけど、どこからか入り込んで屋根裏を走り回っていた猫が、天井を突き破って目の前に落ちてきたお話の印象が強烈過ぎて他のお話を覚えていない。古い町家造りの建物ならではのお話だ。明るい午後の楽しい昼ごはんだった。

画像はロシアの猫の図鑑物語絵本。登場する猫たちはリアルで、神秘的で引き込まれそうな瞳が特徴だ。そして、その瞳は、どんなに飼いならされても、猫には猫の世界があるんだぞ、と言っているようだ。
表紙の猫の瞳も魅力的だが、目尻のまつ毛がその表情に深みを添えて…ミステリアス!(直)


2019年09月10日

残暑甚し。それでも日が落ちるのが早くなっている。徒長していたベコニアが台風にもみくちゃにされてどうしようもない。まだしばらく頑張ってほしいのだけど。

クルィロフの寓話。挿絵はラチョフ。クルィロフの寓話は以前カランダーシではナールブトの挿絵のものをご紹介したが、有名な寓話作家としてその名をロシア文学史に残している。18世紀半ばに生まれ、オリジナル創作に加え、ラ・フォンテーヌなどを翻訳し詩の形で発表している。

ラチョフの挿絵はその寓意を汲み取り、古典的で陳腐な表現とは一線を画した、素朴さもあるが見せ方にこだわったスタイリッシュともいえる表現でひきつける。動物に衣装を着せるラチョフの画法が存分に生かされていて面白い。(筆が乗っているなぁと個人的に感じている)(直)
2019年09月09日

きれいなオウムが表紙のこの絵本。パタパタとページを開けていくと…さあ、どうなってゆくのでしょう。

登場するのは孔雀、ライオン、ダチョウ、キリン、ぞう、カンガルー、かば、セイウチたち。

最初縦長だった絵本のページがどんどん横に伸びて、絵も大きくなっていく。次はこうかな?と想像しながらページを広げてゆく。意外な展開に驚くページも。

絵本タイトルになっているセイウチは一番最後に登場する。

子どもと一緒に楽しめる絵本。動物たちは親しみやすい絵柄で色も優しくきれい。

この絵本、ロシアではソビエト時代からずっと親しまれ愛されている絵本だ。

ボリス・ザハデール/詩
A.カンタローフ/絵 (直)

http://karandashi.ocnk.net/product/377


2019年09月08日

国際アンデルセン賞受賞画家マーヴリナ画の「わいわいきのこのおいわいかい」にはロシアの森のきのこたちがたくさん登場する。

そのきのこたちは擬人化されていてそれぞれ魅力的なユニークな表情を見せていると同時に、実際のきのこの特徴をとてもリアルに伝えている。そして、この絵本に登場するきのこたちはロシアでもとてもよく知られているものばかりだ。

この絵本のきのこをご覧になったこの絵本の監修をしてくださった国立科学博物館の保坂健太郎博士はとても興味を持ってくださり、とても面白い解説文を書いてくださっている。

ロシアの森のきのこたちにこの絵本で出会っていただければとても嬉しい。画像のきのことベリーの図鑑にも絵本のきのこたちは掲載されている。(直)
2019年09月07日

今年も国立科学博物館のきのこ展のご紹介をする季節になった。

今年のテーマは「地下にもぐったふしぎなきのこたち」!トリュフも含めた地下生菌の仲間に注目した展示や、日本のきのこの食文化についても大特集とのこと。もちろん、いつもの野生きのこや栽培きのこの展示や楽しい園内きのこ案内も。

カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」の監修と解説をしてくださった保坂健太郎博士の園内きのこ案内は特におすすめ。保坂先生は声も大きくとてもわかりやすくきのこの解説をしてくださるのだ。今年は地下生菌の案内もあるとのことで、かなり面白そうだ。

9/21〜29まで。国立科学博物館筑波実験植物園にて。(直)


2019年09月06日

今日で「セリョージャとあそぼう!」原画展は無事終わった。本当にたくさんの方々にお運びいただいてありがたく嬉しい日々だった。また、コズリナさんのトークイベントも温かい雰囲気で開催することができた。あらためて御礼申し上げたい。ありがとうございました。

このような機会を与えてくださったおば知恵さんにも心から感謝だ。おば知恵さんにはいつもゆったりとした時間が流れていて、居心地よく気持ちよく過ごさせていただいた。

「セリョージャとあそぼう!」を新たに知っていただき、届けることができ、オレイニコフの絵本も見ていただいたり、ロシア絵本の世界を少しでも広く皆さんにお知らせすることができたのなら幸いだ。

今日は来てくれた友人とご近所のカフェ・スローさんへお昼ご飯に行った。こちらは開催中何度かお邪魔したのだけど窓からの緑も季節が進んだように見えるような…。
ちょっとだけ秋思なり。(直)
2019年09月05日

いよいよ明日で国分寺おばあさんの知恵袋さんでの「セリョージャとあそぼう!」の原画展も終わりだ。おかげさまで色々な方々にセリョージャと遊んでいただけたのではと思う。

今回お世話になっているおばあさんの知恵袋さんだが、小さな子どもたちのためのプログラムから大人の絵本の会までだれでもお話や絵本に親しめるような活動もされているが、いつでも誰でもほっとくつろげるような環境作りを心掛けていらっしゃる。

店主の三田村さんはこの場所があらゆる人のサードプレイスになればとおっしゃる。3番目の場所。家庭、学校や職場、の次の場所だ。昔は駄菓子屋さんがその役割を果たしていた、といえばイメージしやすいかもしれない。そして大人にとってのサードプレイスになるべく夜はお酒を飲むことができるようにしたのだという。

地域の人たちの心の拠り所として、これからもおば知恵さんはいつでも扉を開けて招き入れてくれる存在であり続けるのだと思う。素敵なことだ。

画像は実際に子どもが乗って遊べる木馬とプロの方が作ったカエルさんのパペット。もう一枚は地域通貨が買えるガチャガチャ。そしてチェコの操り人形。三田村さんは上手に操ることができる。(直)
2019年09月05日

国分寺のおばあさんの玉手箱で開催中の「セリョージャとあそぼう!」原画展もあと2日。明日は夜9時まで。金曜日は夕方5時まで。

奈良のマールイ・ミールさんから連れて帰ってきたカルゴボリ人形。カランダーシの部屋の新しい仲間だ。素朴で陽気な雰囲気がいいな。見ていると思わず笑顔になってしまう。こんにちは、と挨拶をしたくなる。

ロシアの長い冬。周りは白と灰色ばかりの世界なので、民芸品の粘土人形や壁の装飾などはきれいな明るい色を使っていた、とコズリナさんもトークイベントで話していた。

この カルゴボリはそれでもロシアの粘土のお人形の中では割と落ち着いた色彩の方だけれど、きれいな色使いだ。そしてこの表情。見ているうち気持ちが和む。私は単純だから、そう。

この粘土のお人形のことはマールイ・ミールのオーナー小我野さんの著書「ロシア暮らしの中のかわいい民芸」(ピエブックス)でも紹介されている。ロシアではかなり古くから作られていたお人形とのこと。もちろんひとつひとつ手作りだ。

さて、このお人形たち。現在どこに置こうか考え中。悩むのもまた楽し。(直)


2019年09月03日

今日はクニーシカの会。8月はこの会は夏休みだったし、ちょっとバタバタしてたので久しぶりにロシア語と向きう。ノートも久しぶりに開けた。そして、思う。休み中もっと勉強しておけばよかったと。新学期あるあるである。

今日読んだお話の箇所は、小人と女の子の仕事についてのやりとりが続いていて、蟻の卵を集める仕事、蜘蛛の糸を洗って乾かし紡ぐ仕事などについて語られていく。ちなみに蟻の卵はナイチンゲールの餌だ。

コズリナ先生からは紡ぐ関連のことを詳しく教えていただく。憧れの昔のロシアの美しい紡ぎ板。お婿さんがお嫁さんに贈るならわしだったそう。

会のあとは、今日は差し入れていただいた豪華なシャインマスカットを皆でいただいた。その後、おふたりの方々が国分寺の「セリョージャとあそぼう!」原画展に向かった。感謝!

クニーシカの会に興味を持たれた方はいつでも連絡お待ちしてます!(直))
2019年09月02日

今週金曜日で国分寺おばあさんの知恵袋で開催中の「セリョージャとあそぼう!」の原画展が終わるのだが、未だに殿ヶ谷戸庭園には行けていないし、国分寺のことが今ひとつよくわかっていない。

…と思っていたのだが、今日訪ねて来てくれた友人たちとおば知恵の三田村さんに道を教えてもらって お鷹の道方面へ出かける機会に恵まれた。

小川流れる小道に湧き水。蝉時雨。昼なお暗き雑木林。途中、茶蕎麦をいただいたり野菜の直売所に寄り道しながら、驚きと発見に満ちたとても楽しい散策だった。

季節を変えてまた訪れてみたいと思う。(直)
2019年09月01日

国分寺おばあさんの知恵袋さんで開催中の「セリョージャとあそぼう!」原画展。こちらでは国際アンデルセン賞受賞画家のオレイニコフの絵本も展示しているのだが、こちらもじっくり見に来てくださる方もいらして大変嬉しい。

今日は次々と劇中の登場人物のようにお客様がいらしてくださり、賑やかで楽しい1日だった。感謝!

おばあさんの知恵袋さんの本棚には絵本がたくさん。どうぞ、ゆっくりご覧ください。(直)
2019年08月31日

国分寺おばあさんの知恵袋さんでは「セリョージャとあそぼう!」原画展開催中!殿ヶ谷戸庭園のお散歩と一緒にぜひ!

学生時代のサークルの友人たちとカラオケに行き久々に昭和の歌たちを熱唱。ゆく夏を惜しみながら。

そしてまだ続く奈良旅録。絵本とコーヒーのお店パビリオンさんは文字通り美味しいコーヒーをいただきながら書棚の世界の絵本を読むことができるお店だ。路地の奥、本当に隠れ家という佇まい。私も頑張ってたどり着いた。

でも、不安なたどり着いた系旅人をこちらのお店はすっと静かに温かく迎え入れ、ゆっくりと落ち着かせてくれる。壁一面の棚の中には世界の絵本がいっぱい。思わず頬がほころぶ。時間が許されればいつまでも居たい空間だ。

店主ご夫妻は、ゆりゆりBooksの中田さんを通してすでにカランダーシの事を知っていてくださり(感謝!)初めてお会いしたのだが、楽しくお話させていただき、嬉しく素敵な時間を過ごさせていただいた。

奈良旅の思い出。胸にぎゅっと詰まっていて苦しいくらいだ。折をみてひとつひとつほぐして大切に整理していければと思う。(直)


2019年08月30日

国分寺おばあさんの知恵袋では「セリョージャとあそぼう!」の原画展開催中。美味しいコーヒーをいただきながらゆっくりご鑑賞ください。

さて、続く奈良旅報告。奈良では他にもロシアというキーワードで訪問してきた場所がある。ならまちのカナカナさんとボリクコーヒーさんだ。

カナカナさんは奈良観光ガイドブックにも大きく載る有名な 古民家カフェさん。こちらの副代表の井岡美保さんは先日ご紹介したマールイミールの小我野さんとは旧知の仲で一緒に「ロシアのかわいいデザインたち」(ピエブックス)を出版されたり、昨年は「かわいいロシアのAto Z」(青幻社)などを出されていている。そういうロシア関連の著作活動を始めとして、ロシアから素敵な物を仕入れる事業も手掛けていらっしゃる。

ボリクコーヒーさんにはマトリョーシカがたくさんきれいにディスプレイされている。私はここでありがたくも井岡さんにご挨拶をさせていただくことができた。井岡さんは私としては、ロシア関連だけではなく、実は世界の旅を記録したリトルプレス作成者の文脈で知った方が早く、その旨もお伝えさせていただいた。

カナカナさんは町家を改装した人気の お店。看板メニューのカナカナご飯。鱧の天ぷらが熱々でとても美味しかった。(直)
2019年08月29日

ソビエト時代のこども向けの雑誌をまとめた「楽しい絵話」も国分寺の「セリョージャとあさぼう!」の原画展の会場に展示しているのでよかったら手にとってゆっくりご覧いただきたい。

ロシア語がわからなくても全然大丈夫。見てるだけで思わず笑顔になる愉快な内容なのだ。1ページあるいは見開きで完結する素朴なトンチだったりなぞなぞだったりの絵話。思わずくすっとしてしまうのはまちがいない。

きれいで明るい色彩が目を引き、おもちゃ箱をひっくりかえしたように次から次に賑やかにこちらをら楽しませてくれる素敵な一冊。贈り物にもおすすめしたい。(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/369
2019年08月28日

おば知恵さんで開催中の「セリョージャとあそぼう!」原画展。国分寺に来るのもちょっと慣れてきたような今日この頃。帰りにちょっと駅ビルをのぞいてみたりもしてみた。駅は大きく人も多く賑やかだ。

雨の中訪ねてくださった知人のAさん。ご近所にお住まいなのだがおば知恵さんは初めてとのこと。まずは原画を見ていただき、絵本をみていただき、それから一緒に店主の三田村さんから色々なお話をお聞きした。三田村さんはご自身で生き字引とおっしゃるくらいに地域のことに詳しく、私もだんだん国分寺について知識が増えてきた。地域通貨もあったり、面白くて魅力的な街だなぁと思う。

おば知恵さんは、Aさんも驚いていたのだが、通りのクルマの音が聞こえずとても静かだ。落ち着いてゆっくりとした時間が過ごせる。長年通い続ける方たちが多いのも納得だ。

さて、そんなおば知恵さんで開催中の今原画展では国際アンデルセン賞受賞画家のイーゴリ・オレイニコフの絵本たちも展示させていただいている。こちらも是非楽しみにいらしてほしい。

明日、明後日は午後2時くらいからコズリナさん在廊予定だ。(直)


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